ウイスキー

単にウイスキーといっても様々な種類があり、材料や産地によっても呼び名が変わります。

ここでは、ウイスキーの代表的な分類を紹介します。

ウイスキーの材料による分類

モルト・ウイスキー

大麦麦芽(モルト)のみを原料とするウイスキーです。

一般的に、単式蒸留釜で数回蒸留します。

少量生産に適合的で、伝統的な製法なので、大量生産や品質の安定が最も難しいウイスキーです。

グレーン・ウイスキー

トウモロコシ、ライ麦、小麦などを主原料とするウイスキーです。

モルトウイスキーに比べ、香味に乏しく、通常はブレンデッド・ウイスキーに加えられ、風味を和らげます。

ブレンデッド・ウイスキー

モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーをブレンドしたものです。

大量生産や品質の安定に適合的です。

ライ・ウイスキー

ライ麦を主原料とするウイスキーです。

主に北アメリカで生産されています。

コーン・ウイスキー

トウモロコシを原料とするウイスキーです。

グレーン・ウイスキーと異なり単式蒸留なので独特の強い風味を持っています。

ウイスキーの産地による分類

ウイスキーは、産地などによって原材料や製法に違いが見られるので、以下のように区別されています。

スコッチ・ウイスキー、アイリッシュ・ウイスキー、アメリカン・ウイスキー、カナディアン・ウイスキー、ジャパニーズ・ウイスキーが世界の五大ウイスキーとされています。

スコッチ・ウイスキー

スコットランドで造られるウイスキーをスコッチ・ウイスキーまたは単にスコッチと呼びます。

仕込みの際に、泥炭(ピート)で麦芽を燻蒸するので、独特のスモーキー・フレーバーがあるのが特徴です。

アイリッシュ・ウイスキー

アイルランドで造られるウイスキーをアイリッシュ・ウイスキー と呼びます。

大麦麦芽のほか、未発芽の大麦やライ麦、小麦なども原料として使用します。

最大の特徴は、泥炭(ピート)による燻蒸を行わないことと、単式蒸留器による蒸留回数が3回であることです。これにより、一般的なスコッチ・ウイスキーよりも、まろやかな味わいに仕上がります。

ウェルシュ・ウイスキー

ウェールズで製造されているウイスキーをウェルシュ・ウイスキーと呼びます。

1984年に一度歴史が途絶えましたが、2000年に製造が再開され、2004年3月1日に出荷されています。

アメリカン・ウイスキー

アメリカ合衆国で醸造されるウイスキーの総称です。

地域によって差がありますが、他の地域のウイスキーではあまり用いられないトウモロコシを原料として用いる特色があります。

バーボン・ウイスキー

ケンタッキー州バーボン郡を中心に造られるもので、単にバーボンとも呼ばれるウイスキーです。

トウモロコシを主原料とし、内側を焼き焦がしたオーク樽で熟成させます。

原料50%以上79.99%までがバーボン・ウイスキーに分類され、80%以上はコーン・ウイスキーに分類されます。

テネシー・ウイスキー

テネシー州を中心に造られているウイスキーです。

広義のバーボン・ウイスキーに含まれることもあります。

バーボンとの違いは、蒸留したばかりの原酒を同州産のサトウカエデの炭で濾過した後に樽で熟成するところです。

カナディアン・ウイスキー

カナダ原産のウイスキーです。

トウモロコシを主原料とするベース・ウイスキーとライ麦を主原料とするフレーバリング・ウイスキーをブレンドして作るのが特徴です。

ジャパニーズ・ウイスキー

原料は、大麦と穀類があり、スコッチに似たタイプのウイスキーです。

戦前、渡英した竹鶴政孝氏によって持ち帰られた、スコッチ・ウイスキーの伝統的製法が原点となっているようです。